いわて電力の「輪 - wa -」
丘の上の小さな醸造所「アールペイザンワイナリー」(花巻)
今回は、花巻市のワイナリー、ART PAYSAN WINERY(アールペイザンワイナリー)様をご紹介します!
丘の上にたたずむ小さな醸造所では、自社農園産の果実を使い、香り高いシードルを醸しています。
障がい者の就労施設などを運営する、社会福祉法人悠和会さまが2019年秋にスタートした、花巻で一番新しいワイナリーです。
もともとは、地域の農家さんから、後継者がいなくなるりんご農園をどうにか継承してもらえないか、という相談がきっかけだったのだとか。
1階が醸造所、2階がワインショップとなっています。
効率を追わない豊かな暮らしの中から、この地独自のものを創ることを目指し、日々ワイン造りを行っています。
「アールペイザン」の、アール(art)はフランス語で「芸術」、ペイザン(paysan)は「農民」を意味し、芸術の域まで高めたものを創りたいという願いが込められています。
りんごは、「ふじ」と「紅玉」のほか、海外のシードル専用品種を栽培していて、これまでの「甘いお酒」というシードルのイメージを覆す、食事に合うような辛口のシードルづくりにこだわっています。
ぶどうは、「メルロー」「シャルドネ」「ゲヴュルツトラミネール」「マスカット・ベーリーA」の4種類の栽培を行っています。ワインの販売は2021年2月から開始予定です。
そしてこの度、2020年9月に開催されたジャパン・ワイン・チャレンジによる、
第4回フジ・シードル・チャレンジ2020にて、アールペイザンワイナリーの「ポム・シュクレ2019」がSILVER(銀賞)を受賞しました!
世界5ヶ国、69点に及ぶ出品の中から、シードル業界やワイン業界のエキスパート達による厳しい審査の結果、このような輝かしい賞を受賞されたこと、誠におめでとうございます!
栽培・醸造責任者の高橋さんは、
「初仕込みで受賞することが出来たのがとても嬉しい。ワインやシードルはその土地でしか作れない農産物。その土地自体の魅力が伝わるようなものを、これからも自分たちの畑から作っていきたい。ぜひ、ご賞味頂ければと思います。」と仰っています。
芸術を創造する場であると共に、50年後、100年後の、地域の未来につながる「暮らし」そのものを醸成する場でありたい。そんな思いでワインを作っているアールペイザンワイナリーさんが、これからも花巻の地で、素晴らしいワインを生み出してくれることを願っています。
■営業時間
平日 10:00〜16:00
定休日 土・日・祝(お問い合わせください)
■住所 岩手県花巻市幸田4-35-1
■TEL 0198-41-8566
■オンラインストア
https://artpaysan.stores.jp/
■Facebook
https://www.facebook.com/artpaysanwinery/
■Instagram
@artpaysanwinery